体が軽くなり、心が静まり、衝動が減っていくと、
もう一つ大きな変化が起こりました。
人間関係のストレスが驚くほど減ったのです。
以前の私は、
相手の言葉に過敏に反応したり、
ちょっとした出来事に心が乱れたり、
自分の感情をうまく扱えない場面が多くありました。
しかし、生活改善が進むにつれて、
その「揺れ幅」が小さくなっていることに気づきました。
■ 心の余白があると、人に優しくなれる
断食・運動・朝活が整えてくれたのは、
体だけではありませんでした。
心の中に “余白” が生まれたことで、
相手の言動に反射的に反応することが減り、
一呼吸おいて受け止められるようになったのです。
以前なら
「なんでそんな言い方をするんだ」
とイライラした場面でも、
今は
「いま、相手は疲れているのかもしれない」
「意図した言い方ではなかったのかもしれない」
そう考えられる“心のスペース”がありました。
■ 衝動が減ると「反応」が変わる
衝動的な食欲が減るのと同じように、
“衝動的な感情反応”も減っていきます。
・すぐ怒らない
・すぐ落ち込まない
・すぐ反発しない
・すぐ自分を責めない
これらは、体の安定が
心の安定につながった結果でした。
体が整っていると、
感情が暴走しにくくなるのです。
■ 他人との距離が健康的に保てるようになる
不思議なことに、
自分の心が安定してくると、
人との距離の取り方も自然に上手くなります。
・踏み込みすぎない
・距離を置きすぎない
・相手のペースに飲まれない
・無理に合わせようとしない
こうした“自然で健康的な距離”が作れるようになると、
付き合い全体が軽くなっていきました。
人間関係は相手を変えるのではなく、
自分のコンディションが整うだけで驚くほど変わる。
私はこの事実に、
20kg減のあとで初めて気づきました。
■ 心身が整うと、人間関係も整う
結局のところ、
人間関係のストレスの多くは、
相手の問題ではなく、
“こちら側の余裕”の問題 でした。
心身が整うと、その余裕が自然と育ち、
関わり方そのものが穏やかになります。
体が整うと、心が整う。
心が整うと、人との関係も整う。
20kg減の先にあったのは、
そんな静かな連鎖でした。

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