目指すべきは「継続」

未分類

「始めることは簡単だ、しかし継続することは才能だ」ー芥川龍之介

結局のところ、始めるのは誰でもできるけど、それを続ける、続け続けることができるのはごく僅か。その僅かになれるかどうかは、芥川龍之介は「才能」というけれど、やはりマインドセット、考え方次第なのでは誰でもできるんじゃないのかなー?

そんなことを2021年の取り組み以降身をもって実感してます。この才能という表現、限られた人だけがもっているという考えではなく、誰もがもっているけど埋もれているのでそれを掘り起こす努力は不可欠。そんな風に私は捉えたいと思ってます。

誰でも取り組むことができる、いわゆる再現性が高いものだと思うんです。それを難しくしているのは、私たちが世間一般に知っている「常識」によるのだと思います。

思うに、本当に正しい情報はずっと前から私たちのそばに存在しているのですが、まことしやかに流れてくるジャンク情報に混乱させられたり、みんながやっているからそれが正しいこと、という論理的なようでなんら根拠のない信念でみんな右往左往してますよね。

私たちが物事を継続するための「仕組み」であったり「身体や心理の構造」を理解すれば、自ずとやるべきことは見えてくる。この仕組みが見えてくれば、始めることは容易になり、継続する上で立ちはだかるハードルの数々も、ある一定期間戦うだけでよい相手であることが分かる。

で、どうやってその仕組みを知るかは、やはり読書がベストだと思います。しかも、関連するジャンルのものを数冊読み、それぞれに類似する点、異なる点などを把握し、その分野の知見の「背骨」のようなものを見つけられると良いと思います。この点、Chat GPTに尋ねたら、できれば10冊は読むように励ましてくれました。そして、以下のような読書数に応じた理解の深度も表にしてくれました。

このように多読してその分野の理解を広げていくと、万人に共通して当てはめて価値があるもの、環境や立場などの付加的要素に左右されるものなどが振るい分けていけます。

私も、「習慣が10割」と「atomic habits」を始め、習慣形成関係の本を20冊近く読みました。その結果、万人に共通して適応できる大原則のようなものが掴めた気がしてます。

  • 朝の時間を活用するのが得策
  • 3週間の最初のハードルを乗り越えるまでが鍵
  • スモールステップで良いのでとにかく毎日やる
  • 3ヶ月継続できればほぼ勝ち組
  • アファメーション的なものが大切

多くの習慣形成に関する本が、最初の3週間をどう過ごすかにフォーカスを当ててます。いかに染み付いている不の習慣を剥ぎ取ることができるか。これは間違いなく骨の折れる作業ですよね。この強敵と戦うために必要になる作戦が読む本によって少しずつ異なる気がします。

私にとって役立っているのは、何度も書きますが「スモールステップでも良いから継続する」という考え方です。

『続けられた!』という感覚さえ残せれば、結構脳はポジティブな方向に変化していきます。そして脳は欲深いので『せっかく続けられてるなら、もう少しレベルアップさせてみっか?』という感情を呼び起こせるようになっていきます。

例えば、かつての私は毎朝運動をする!という日課を確立しようとしました。運動という目標を立てると、どうしてもしっかり目のものを取り組もうとしがちですが、私は自分の弛んだ脳を過信してなかったため、散歩も立派な運動!と思い込むようにしました。また、雨の日は行かない可能性が高まるため、その退路を断つためにエアロバイクも購入しました。

さらに、そのどちらの習慣についても、ダルかったら散歩ならばとにかくスニーカーを履いて家から外に出るだけでも合格!エアロバイクについても、またがって1分漕ぐだけでも合格!と決めました。

結果どうだったか?

本気でダルくて、5分くらいで散歩から帰った日が1〜2日あったかなかったかくらい、毎日継続できました。それどころか『せっかく始めたから、もう少しやってみるか』という気持ちに早々になり、毎回20分近くの運動ができることがほとんどでした。

そして、そんな生活を3週間も繰り返していくと、毎朝そうするのが当たり前に近い感覚になってきました。雨が降っててもエアロバイクではなく、傘をさして散歩すれば良いか、と思い、雨でも外に出るようになっていきました。

こうなるとあとは雪だるま式に向上心が芽生えてきます。1ヶ月過ぎるくらいに、今度は色んなコースを散歩してみたくなり、自然と運動時間も増えていきます。そんな日々をさらに繰り返すと、足の筋力もついてきたのか『そろそろ走ってみるか?』という気持ちになったんです。

これ、相当な驚きでした。私は高校の時スポーツマンで、ベンチプレス100kg、片手腕立て伏せ50回ができる筋力を持ち、50m走も6秒ジャストの学年1〜2を争う早さでした。そんな私でも、長距離走は大の苦手かつ大嫌いだったからです。

高校卒業後の自堕落な生活を経て、筋力はすっかり落ち、体重も20kgくらい増えてましたから、その自分が走れるようになれるなんて想像もしていませんでした。

この大いなる変化が忘れもしない2021年7月20日でした。今でも日付までしっかり覚えてるくらいのインパクトある出来事でしたね。これが習慣形成に取り組んで2ヶ月半くらいのことでした。

そこからはさらにズブズブ習慣化に取り憑かれていきます笑

やはり走り慣れてない体でランニングするのはしんどくて、なんとかして楽に走れるようにならないかと考えて、また様々な書籍を読み漁ったのですが、その中で「スロージョギング」に出会いました。その名の通り、歩いているペースのまま、足踏みをジョギングのようにリズミカルに行うというものです。

このスロージョギングで今まで散歩していた道を走り抜いてみました。今回は疲れ果てることなく、最後まで走り抜けたんです!そして、散歩とは異なる心肺機能への負荷がかかっていることがよく分かりました。間違いなく運動強度が上がったこと、そして無理なく続けられそうなジョギング方法を見出したことで、私の成長意欲がまたしてもギアチェンジしました笑

毎日の散歩がスロージョギングへと変わり、それにも慣れてくると、ついに長い距離を走ってみたくなりました。私史上未踏だった10km走に挑戦することにしたんです。これを果たしたのが、走り始めてから1ヶ月後でした。

ここまでで習慣形成からすでに3ヶ月が経過しています。すでに私は散歩どころか、ジョギングを始めており、その距離を伸ばすこと、速度を上げることにジワジワと取り組み始めていたんです。

今度はこのジョギング習慣を強化するために筋力アップが不可欠と思い筋トレを始め、体をさらに絞るためにできることはないかとまたしても読書に耽り、今度はファスティングに手を出し、と様々なインプットと人体実験を繰り返し、キロ6.5分で苦も無く走れるようになり、気がつけば体重20kg減も達成していました。

まさに習慣化のなせる技だと、こうして身をもって体験できたわけです。

いかがでしょうか。今回は運動習慣のみにフォーカスしてきましたが、私はこの習慣化を早寝早起き、読書、資格取得という分野でも図ることでそれなりの実績を収めてきました。

継続は力なりーとはよく言ったものですね。

「偉業とは、一つのことを、やり抜いた結果である。」― アンドリュー・カーネギー

私も改めて習慣化に取り組み「偉業」を成したいと思ってます!50歳から人生の確率変動を起こすことを願いながらー

さて、本日の成長記録

【食事】1日1食(夕飯のみ)、酒あり、間食なし

【運動】会社の通勤を徒歩に換えて45分歩く、腕立て伏せ10回×5セット、スクワット10回×5セット

【勉強】動画作成2時間、英語多聴20分、英語多読20分

コメント

タイトルとURLをコピーしました