20kg減を達成したあと、
私が最も深く感じた変化のひとつは、
「衝動が減った」ということでした。
以前の私は、
ちょっとしたストレスや不安があると、
すぐに食べ物や甘い飲み物に手が伸びていました。
衝動のまま食べ、
その数分後に後悔する——
そんなことを何度も繰り返していました。
しかし、断食と朝活、読書による思考の整理、
そして運動によって体と脳が整っていくと、
この“衝動”が静かに姿を消していきました。
■ 衝動は「体の乱れ」から生まれる
衝動の正体は意志の弱さではなく、
血糖値の揺れやホルモンバランスの乱れなど、
体のノイズ から生まれるものでした。
・睡眠不足
・食べすぎ
・糖の取りすぎ
・ストレス過多
これらが積み重なると、
脳は「今すぐ何かで埋めたい」と指令を出します。
体が整っていないほど、
衝動は強くなる。
逆に言えば——
体を整えれば、衝動は自然と弱くなる。
この当たり前の真実に気づいたのは、
大きな転機でした。
■ 「今すぐ欲しい」が消えると、心に余白が生まれる
16時間断食を続け、
運動でストレスが流れ、
朝の静けさに心が整えられていくと、
“今すぐ欲しい”という感覚が減っていきました。
・今すぐ食べたい
・今すぐ甘いものを取りたい
・今すぐ気晴らししたい
こうした「即時の欲求」が弱まり、
代わりに心の中に
静かな余白 が生まれました。
この余白こそ、
衝動に振り回されない心の土台でした。
■ 心が静まると、選択が穏やかになる
衝動が減ると、
食べ物も、行動も、人間関係も、
“選ぶ”ことが穏やかになります。
・食べ物を必要以上に求めない
・落ち着いて考えられる
・イライラが減る
・反射的に行動しない
・人に優しくなれる
これは特別な修行をしたわけではなく、
体が整ったことで
心の反応が穏やかになっただけでした。
■ 静かな心は、人生の基盤になる
心が静かであることは、
贅沢でも特殊能力でもありません。
「整った体がくれる自然な状態」 でした。
私は痩せたことで、
自分の内側に流れるこの静けさに出会いました。
それは数字以上の価値を持つ、
人生そのものを支える基盤でした。

コメント