20kgの減量を達成したあと、
私が最初に驚いたのは、
「決断が明らかに早くなっている自分」 に気づいたことでした。
食べ物を選ぶとき、
服を選ぶとき、
仕事のスケジュールを組むとき、
朝起きる時間を決めるとき。
以前なら「どうしようかな……」と何度も迷っていた場面で、
自然とスッと選べるようになっていたのです。
もちろん、これは偶然ではありません。
20kgの減量は、
単に体が軽くなるだけでなく、
“決める力”を取り戻すプロセスでもあった のです。
■ 心と体の「ノイズ」が減ると、迷いが減る
太っていた頃の私は、
常にどこか心がざわついていました。
・疲れやすい
・昼に眠くなる
・甘いものが欲しくなる
・体が重くてやる気が出ない
こうした“ノイズ”が、
判断力を静かに奪っていたことに気づきました。
16時間断食や朝活を続けて体が整い始めると、
このノイズが驚くほど減っていきました。
心と体のノイズが減ると、
迷いは自然と少なくなる。
迷いが減ると、
決断は自然と早くなる。
これは理屈ではなく、
私自身の体験から得た確かな実感でした。
■ 小さな習慣が「選ぶ力」を鍛えていた
朝活、食事の選択、ウォーキング、スロージョギング……
これらは一見すると“健康習慣”ですが、
実はすべて 「選択の練習」 でもありました。
毎朝早起きするという選択。
食べない時間をつくる選択。
何を食べるかの選択。
歩くかどうかの選択。
1日の中で小さな“選ぶ”を積み重ねることで、
私の中で 「自分で選ぶ筋力」 が鍛えられていったのです。
この“選ぶ筋力”が、
20kg減のあと、
決断力として表に現れました。
■ 体が整うと、脳の「前頭葉」がクリアになる
先延ばしや迷いの多くは、
脳の前頭葉が疲れている時に起こります。
・集中力の低下
・判断のブレ
・思考の散乱
こうした状態では、
小さな決断すらストレスになります。
ところが、断食・運動・読書のサイクルを続けていると、
脳がクリアになり、
前頭葉が本来の働きを取り戻していくのです。
これは
「脳のバッテリー残量が常に高い状態」
と言い換えることもできます。
体が軽くなると脳も軽くなる。
脳が軽くなると決断も軽くなる。
この流れはとても自然で、
努力したという感覚はありませんでした。
■ 決断が早くなると、人生が前に進み始める
決断が早くなると、
驚くほど人生が動き始めます。
・朝のスタートが早くなる
・余計な悩みが消える
・行動が即断即決になる
・小さな成功体験が増える
・自己肯定感が高まる
すると、
昨日より今日、
今日より明日の方が、
自然と前向きになれるのです。
痩せたことで得たのは、
単なる体の変化ではなく、
「自分で人生を動かせる感覚」 でした。
20kgは数字ですが、
その裏にあったのは
“人生の進み方そのものが変わる”という事実でした。

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