【第7話】引き算で整える発想:「やめる」と人生は軽くなる

ダイエット

朝活を続ける中で、私は一つのシンプルな真理に気づきました。

人生は、足し算よりも引き算の方がうまくいく。

それまで私は、

「もっと頑張る」「もっと増やす」「もっと努力する」

そんな“足し算の思考”で生きていました。

しかし、心が疲れているときに何かを増やそうとすると、

その分だけ負担も増え、続かなくなる。

頑張れば頑張るほど苦しくなる。

そんな経験を繰り返すうちに、

私はある行動を試すようになりました。

“やめられるものを、少しだけやめてみる” という選択。

すると、驚くほど心が軽くなり、

結果的に良い行動が自然と増えていったのです。

■ テレビを減らすと、心に余白が生まれた

当時の私は、

帰宅するとなんとなくテレビをつける生活をしていました。

特に見たい番組があるわけでもなく、

ただ“音”がほしかっただけなのだと思います。

しかし、朝活を始めてから気づきました。

テレビは“情報”の形をした“ノイズ”になることがある、と。

ニュースの刺激的な言葉、

バラエティの派手な音、

CMの無数のメッセージ……

知らず知らずのうちに、心の余裕を奪っていたのです。

思い切ってテレビを減らしてみると、

夕方から夜にかけての時間が静まり、

心に澄んだスペースが生まれました。

その静けさが、

本を読むきっかけになり、

思考が整い始める流れを作ってくれました。

■ 食べすぎを減らすと、体が正直になっていった

以前の私は、

お腹が空いていなくても食べてしまうことが多くありました。

・なんとなく

・習慣で

・気持ちを紛らわせるため

・ストレス反応として

しかし、朝活を通して心が整い始めると、

“本当に必要な分”しか欲しくなくなっていきました。

無理に制限したわけではありません。

心が落ち着くと、体は正直になる。

食べすぎを減らすことは、

我慢ではなく“自分にやさしい選択”だったのです。

■ 情報のノイズを減らすと、自分の声が聞こえてきた

スマホ、SNS、ニュース……

現代は放っておくと情報が勝手に押し寄せてきます。

江戸時代の1年分、平安時代の一生分の情報を、

私たちは1日でキャッチしているようです。

しかし、余計な情報を減らすと、

不思議なほど心が静かになっていきました。

「これをやりたい」

「これはやらなくていい」

そんな自分自身の声が、

雑音にかき消されずに届くようになったのです。

■ “減らす”ことで心の容量が増え、行動が変わる

ここで大切なのは、

「やめた分だけ頑張れた」という話ではありません。

やめることで心の容量が増え、

自然と良い選択ができるようになったのです。

・テレビを減らしたから本を読む余裕ができた

・食べすぎを減らしたから体の感覚が鋭くなった

・情報を減らしたから自分の声が聞こえた

これらはすべて、

“減らす”という引き算が生み出した結果でした。

人生を整える鍵は、

何かを無理に増やすことではなく、

負担を少し減らし、心の余白を取り戻すことだった。

これは後の20kg減の土台となった

非常に大きな発見でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました