【第11話】実践編:85kg→65kgの“自然な減量”はこうして起きた

食事編:完全無欠コーヒーと断食が導いた革命

16時間断食を始めた頃、

私がまず直面したのは、

「朝食を抜く」という行為に対する不安 でした。

「朝食を抜いたら頭が回らないのでは?」

「仕事中にお腹がすいて集中できなくなるのでは?」

そんな思い込みが強く、

最初の一歩を踏み出すのが怖かったのです。

その不安を和らげてくれたのが、

グラスフェッドバターとMCTオイルを入れた“完全無欠コーヒー” でした。

■ 朝食を抜く不安をどう乗り越えたか

完全無欠コーヒーは、

「空腹のストレスを消し、集中力を保つ」

という本や動画の説明を半信半疑で読みながら試してみた飲み物でした。

最初の一杯を飲んだ時、

“お腹が満たされるわけではないのに、心が落ち着いている”

という不思議な感覚がありました。

食べていないのに、

不安が湧いてこない。

この経験は、

「朝食は必ず食べなければならないもの」

という思い込みをやんわりと壊してくれました。

朝食を抜く不安がなくなると、

16時間断食は驚くほど自然に続いたのです。

■ コーヒーが午前中の集中力を支えた理由

完全無欠コーヒーには、

体を“ゆっくりと燃やし続ける”性質があります。

糖質のように急激に血糖値を上げ下げしないため、

頭がぼーっとしにくく、

午前中ずっと集中力が続きます。

仕事中、

「あれ?今日は妙に頭がスッキリしている」

と感じる日が増えていきました。

これは、断食とコーヒーの組み合わせが

脳のエネルギー供給を安定させる ことを、

体が実感として教えてくれた瞬間でした。

“空腹=集中できない”

というこれまでの常識は、

自然に上書きされていきました。

■ ジャンクフードが遠ざかったメカニズム

断食を続けて驚いたのは、

“食べたいものが変わっていった” ことです。

以前はストレスのたびに

甘いもの、油の多いもの、スナック菓子に手が伸びていました。

しかし、体が整い始めると、

こうした食品が“重く”感じるようになっていったのです。

・胃が疲れる

・眠くなる

・罪悪感が芽生える

そうした感覚が、

身体からの丁寧なフィードバックとなり、

自然と避けるようになっていきました。

これは我慢ではありません。

体が「いらない」と言っている声を聞くようになっただけ

でした。

■ 精製炭水化物との距離の取り方

白米、パン、うどん、パスタ。

これらは悪者ではありません。

むしろ、必要な場面では大きな力になります。

しかし、私には

「量が多いと必ず眠くなる」「集中力が落ちる」

という体からのサインがありました。

以前はこのサインを無視していましたが、

断食を始めてからは体の声がよく聞こえるようになり、

“距離感”を持って付き合えるようになりました。

・食べる量を半分にする

・夜は避ける

・運動前に少しだけ取る

そんなふうに、

“適量”が自然と調整できるようになっていったのです。

「禁止」ではなく「調整」。

この違いが、継続のしやすさを生みました。

■ “善悪”ではなく“自分に合う/合わない”で判断する

食べ物には善悪はありません。

あるのは、

「今の自分の体に合うかどうか」

だけでした。

断食を通じて体が整うと、

この判別が驚くほど正確にできるようになります。

・ナッツは心を落ち着かせる

・果物は気分を上げる

・白米は眠気を呼びやすい

・コーヒーは集中を支える

・チョコは少量なら疲労を緩和する

こうした“体からのメッセージ”を聞き取ると、

食べ物を責める必要がなくなります。

そして、

責めなくてよくなると、食との関係は必ず良くなる。

私はダイエットに失敗し続けてきましたが、

それは「食べ物と戦っていたから」でした。

戦うのではなく、

体の声を聞き、その声に合わせて選ぶ。

この姿勢が、20kgの減量を自然なものにしてくれたのです。

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