【第14話】20kg減の先に広がった“人生の軽さ”

20kgの減量を達成したあと、

私が最初に驚いたのは、

「決断が明らかに早くなっている自分」 に気づいたことでした。

食べ物を選ぶとき、

服を選ぶとき、

仕事のスケジュールを組むとき、

朝起きる時間を決めるとき。

以前なら「どうしようかな……」と何度も迷っていた場面で、

自然とスッと選べるようになっていたのです。

もちろん、これは偶然ではありません。

20kgの減量は、

単に体が軽くなるだけでなく、

“決める力”を取り戻すプロセスでもあった のです。

■ 心と体の「ノイズ」が減ると、迷いが減る

太っていた頃の私は、

常にどこか心がざわついていました。

・疲れやすい

・昼に眠くなる

・甘いものが欲しくなる

・体が重くてやる気が出ない

こうした“ノイズ”が、

判断力を静かに奪っていたことに気づきました。

16時間断食や朝活を続けて体が整い始めると、

このノイズが驚くほど減っていきました。

心と体のノイズが減ると、

迷いは自然と少なくなる。

迷いが減ると、

決断は自然と早くなる。

これは理屈ではなく、

私自身の体験から得た確かな実感でした。

■ 小さな習慣が「選ぶ力」を鍛えていた

朝活、食事の選択、ウォーキング、スロージョギング……

これらは一見すると“健康習慣”ですが、

実はすべて 「選択の練習」 でもありました。

毎朝早起きするという選択。

食べない時間をつくる選択。

何を食べるかの選択。

歩くかどうかの選択。

1日の中で小さな“選ぶ”を積み重ねることで、

私の中で 「自分で選ぶ筋力」 が鍛えられていったのです。

この“選ぶ筋力”が、

20kg減のあと、

決断力として表に現れました。

■ 体が整うと、脳の「前頭葉」がクリアになる

先延ばしや迷いの多くは、

脳の前頭葉が疲れている時に起こります。

・集中力の低下

・判断のブレ

・思考の散乱

こうした状態では、

小さな決断すらストレスになります。

ところが、断食・運動・読書のサイクルを続けていると、

脳がクリアになり、

前頭葉が本来の働きを取り戻していくのです。

これは

「脳のバッテリー残量が常に高い状態」

と言い換えることもできます。

体が軽くなると脳も軽くなる。

脳が軽くなると決断も軽くなる。

この流れはとても自然で、

努力したという感覚はありませんでした。

■ 決断が早くなると、人生が前に進み始める

決断が早くなると、

驚くほど人生が動き始めます。

・朝のスタートが早くなる

・余計な悩みが消える

・行動が即断即決になる

・小さな成功体験が増える

・自己肯定感が高まる

すると、

昨日より今日、

今日より明日の方が、

自然と前向きになれるのです。

痩せたことで得たのは、

単なる体の変化ではなく、

「自分で人生を動かせる感覚」 でした。

20kgは数字ですが、

その裏にあったのは

“人生の進み方そのものが変わる”という事実でした。

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